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危険物取扱者乙4は30代未経験でも稼げる?|現場のリアルと後悔しない取り方

「危険物取扱者の乙4って、取れば仕事に困らないって聞くけど本当かな?」

30代で今の仕事に不安を感じて、手に職をつけたいと思っているあなた。ネットで調べると「需要が高い」「就職に有利」って情報ばかり出てくるけど、正直半信半疑ですよね。

俺も分かります。資格スクールのサイトを見れば「国家資格で安定!」「未経験歓迎!」ってキラキラした言葉が並んでる。でも現実はどうなんだと。30代で未経験、しかも学歴も特にない。本当にこの資格で人生変わるのか、それとも時間と金の無駄になるのか。

この記事では、危険物取扱者乙4のリアルを正直に書いていきます。俺の知人で実際にこの資格を取って働いている人の話、業界の現実、メリットもデメリットも包み隠さず。

読み終わる頃には、「自分がこの資格を取るべきか」の判断材料が揃っているはずです。

業界のリアルと現場で見た本当のところ

まず前提として言っておくと、危険物取扱者乙4は「持ってるだけで食える資格」ではありません。

俺の知人で、35歳の時に飲食店から転職してガソリンスタンドで働き始めたTさんがいます。彼は転職前に乙4を取得して、「これで安定した仕事につける」と思っていたそうです。

でも実際に働き始めて1ヶ月目、彼が漏らしたのは「思ってたのと全然違う」という言葉でした。

確かに乙4は必置資格です。ガソリンスタンドやタンクローリー、化学工場、塗料を扱う倉庫など、危険物を扱う施設には必ず有資格者を置かなければいけない。だから「需要がある」というのは嘘じゃない。

でも、現場で求められるのは資格だけじゃないんです。

ガソリンスタンドなら接客スキル。お客さんに洗車を勧めたり、オイル交換を提案したり、クレームにも対応する。危険物の知識より、人と話す能力の方が重要だったりします。

タンクローリーの運転手なら、大型免許や危険物の運搬経験。乙4だけ持っててもトラックを運転できなければ話になりません。

化学工場や石油プラントなら、もっと専門的な知識と経験が必要です。乙4はあくまで「入口」で、そこから現場の機械の操作方法、安全管理の実務、トラブル対応などを覚えていかないと使い物にならない。

Tさんが特に苦労したのは、真夏と真冬の現場仕事でした。ガソリンスタンドは基本的に屋外作業。8月の炎天下で給油作業をして、12月の寒風の中で洗車をする。30代後半の体には正直キツかったそうです。

「資格を取れば楽な仕事につけると思ってた」というのが彼の本音でした。

でも、1年経った今、彼はこう言っています。「最初はキツかったけど、慣れた。給料は前職より少し上がったし、何より『手に職』がある安心感がある」と。

これが現実です。魔法の資格ではないけど、使い方次第では武器になる。

よくある勘違い:資格=即収入アップという幻想

ここで、多くの人が持っている勘違いを潰しておきます。

まず、「乙4を取ればすぐに年収500万円」みたいな話。これ、ほぼ嘘です。

正直に言うと、乙4だけで高収入を得られる仕事はほとんどありません。初年度の年収は、だいたい300万円前後。地方なら250万円台も珍しくない。

「でも求人サイト見たら年収400万円以上ってあったよ?」と思うかもしれません。確かにそういう求人はあります。でもよく見てください。条件欄に「要実務経験3年以上」とか「大型免許必須」とか書いてあるはずです。

乙4だけ持ってる未経験者が応募できて、しかも高収入の求人なんて、ほぼ存在しません。あったとしても、それはブラック企業の可能性が高い。長時間労働、休日出勤当たり前、みたいな環境で身体を壊して辞めていく人を何人も見てきました。

次に、「資格を取れば即就職できる」という勘違い。

確かに需要はあります。でも、求人の多くは「経験者優遇」です。未経験OKの求人もあるけど、その場合は給料が低かったり、勤務条件が厳しかったりする。

スクールの広告では「合格率90%超!」とか「就職率98%!」とか書いてありますが、あれには裏があります。就職率98%って言っても、どんな条件の職場に就職したかは書いてない。給料が安くても、雇用形態が契約社員でも、とりあえず就職すればカウントされる。

さらに、実務がキツい点についても触れておきます。

危険物取扱者の仕事は、基本的に「危険と隣り合わせ」です。ガソリンや灯油、軽油といった引火性の高い物質を扱うわけですから、一歩間違えれば大事故につながります。

実際、ガソリンスタンドでの火災事故、タンクローリーの横転事故、工場での爆発事故なんかは毎年起きています。安全管理を徹底していても、ヒューマンエラーは起こりうる。その責任の重さに耐えられなくて辞めていく人もいます。

体力的にもキツい。重い荷物を運んだり、長時間立ちっぱなしだったり、夜勤があったり。デスクワークに慣れていた人が転職すると、最初の数ヶ月は身体がボロボロになります。

この資格が稼げる人・稼げない人の決定的な違い

じゃあ、どんな人なら乙4を活かして稼げるのか。逆に、どんな人は取っても意味がないのか。正直に書きます。

まず、稼げる人の特徴。

一つ目は、「資格を足がかりに経験を積む覚悟がある人」です。乙4はゴールじゃなくてスタート。そこから実務経験を積んで、甲種を取ったり、危険物保安監督者として働いたり、さらに専門性を高めていく。そういうキャリアプランを描ける人は強い。

二つ目は、「体力と柔軟性がある人」。現場仕事が多いので、体力は必須です。あと、シフト制で夜勤もあったりするので、生活リズムが不規則でも対応できる柔軟性が求められます。

三つ目は、「コミュニケーション能力がある人」。特にガソリンスタンドや小売り系で働くなら、接客は避けられません。お客さんと話すのが苦じゃない、むしろ得意という人は重宝されます。

四つ目は、「地道に続けられる人」。華やかな仕事ではありません。毎日同じ作業の繰り返しも多い。でも、それを地道に続けて信頼を積み重ねていける人は、長く安定して働けます。

逆に、稼げない人の特徴。

一つ目は、「資格だけで何とかなると思ってる人」。さっきも言いましたが、乙4だけでは不十分です。実務経験、他の資格、コミュニケーション能力など、総合力が必要です。

二つ目は、「体力に自信がない人」。これは厳しい言い方になりますが、40代、50代で体力が落ちてきている人が未経験から始めるのは正直キツい。若い頃ならまだしも、年齢を重ねてからの肉体労働は想像以上にハードです。

三つ目は、「人と関わるのが苦手な人」。一人で黙々と作業できる仕事だと思ってる人がいますが、実際は違います。職場の仲間、上司、お客さん、取引先など、人と関わる場面は多い。コミュニケーションが苦手だと、仕事がやりにくくなります。

四つ目は、「すぐに結果を求める人」。収入が上がるまでには時間がかかります。1年、2年と経験を積んで、ようやく給料が上がり始める。即効性を求める人には向いていません。

年齢についても正直に言うと、30代未経験はギリギリのラインです。20代なら体力もあるし、吸収も早いから問題ない。でも30代後半、特に35歳を超えると、未経験での転職は厳しくなります。求人も「35歳まで」と年齢制限があるものが多い。

ただし、絶対に無理というわけではありません。前職での経験を活かせる分野を選んだり、人手不足の地方を狙ったり、戦略次第では十分可能性があります。

現実的な収入ライン:夢を見ない数字

ぶっちゃけた話、乙4でどれくらい稼げるのか。具体的な数字を出します。

初年度、未経験で入った場合の年収は、だいたい280万円〜350万円くらい。月給にすると20万円前後です。ボーナスがあるところなら、年間で30万円〜50万円くらい。

地方だともっと低くて、年収250万円台もザラです。都市部でも、中小企業なら300万円いかないことも多い。

「えっ、そんなに安いの?」と思うかもしれません。でも、これが現実です。資格手当がついても、月5,000円〜1万円程度。劇的に収入が上がるわけではありません。

3年目になると、実務経験が評価されて年収は350万円〜450万円くらいに上がります。ここまで来ると、乙4だけでなく他の資格(甲種危険物、フォークリフト、大型免許など)も取得している人が多い。

ベテラン、つまり10年以上のキャリアがある人なら、年収450万円〜600万円くらい。ただし、これは大手企業や公的機関で働いている場合。中小企業だと、どれだけベテランでも400万円台で頭打ちというケースも少なくありません。

地方と都市部の差も大きいです。東京や大阪なら求人も多いし、給料も比較的高い。でも地方だと選択肢が限られるし、給料も低め。ただ、地方は生活費も安いので、手取りで考えると都市部とそこまで変わらないこともあります。

副業や独立の可能性についても触れておきます。

正直、乙4だけで独立するのは難しいです。危険物の取り扱いは設備投資が必要だし、許認可も複雑。個人で開業するというより、企業に雇われて働くのが一般的です。

副業としては、土日だけガソリンスタンドでバイトするとか、夜間の警備員として働くとか、そういう選択肢はあります。時給は1,200円〜1,500円くらい。月に8日働けば、月10万円くらいは稼げる計算です。

ただし、体力的にはかなりキツい。本業がある中で、週末も肉体労働をするのは30代後半以降はしんどいと思います。

未経験から取るなら現実的なルート

じゃあ、30代未経験で乙4を取って転職するなら、どういうルートが現実的なのか。

まず、受験資格については安心してください。乙4は誰でも受験できます。学歴も実務経験も不要。極端な話、中学生でも受けられます。

試験内容は、「危険物に関する法令」「基礎的な物理学及び基礎的な化学」「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の3科目。マークシート式で、各科目60%以上正解すれば合格です。

合格率は30%〜40%くらい。決して簡単ではないけど、しっかり勉強すれば独学でも十分受かります。

勉強期間の目安は、1日2時間勉強して2〜3ヶ月くらい。理系の知識があれば1ヶ月でも可能ですが、文系で化学が苦手な人は3ヶ月は見ておいた方がいい。

働きながら取れるかという質問には、「取れる」と答えます。実際、働きながら勉強して合格してる人は山ほどいます。通勤時間に参考書を読んだり、昼休みに問題を解いたり、隙間時間を活用すればOKです。

試験は年に複数回実施されてるので、スケジュールも組みやすい。受験料も4,600円と比較的安い。資格スクールに通う必要はなくて、市販の参考書と過去問で十分です。

おすすめの勉強法は、まず過去問を解いてみること。最初は全然分からなくても大丈夫。どんな問題が出るのかを把握するのが目的です。

次に、参考書で基礎知識を頭に入れます。特に「法令」は暗記が中心なので、繰り返し読んで覚えるしかない。「物理・化学」は理解が必要なので、分からないところは動画サイトで解説を見るのもアリです。

最後に、もう一度過去問を解く。間違えたところを復習して、また解く。この繰り返しで、だんだん正答率が上がっていきます。

試験に合格したら、次は就職活動です。

ハローワークや転職サイトで「危険物取扱者」で検索すれば、求人はたくさん出てきます。ただし、前述の通り「経験者優遇」が多いので、未経験OKの求人を探す必要があります。

狙い目は、ガソリンスタンド、石油販売会社、運送会社、化学メーカーの倉庫など。特にガソリンスタンドは人手不足のところが多いので、未経験でも採用されやすいです。

面接では、「なぜこの仕事を選んだのか」「長く続ける覚悟があるか」を聞かれます。正直に、「手に職をつけたい」「安定した仕事がしたい」と伝えればOK。変に取り繕う必要はありません。

それでも取るなら後悔しない戦略

ここまで読んで、それでも乙4を取りたいと思うなら、後悔しないための戦略をお伝えします。

まず、取る順番について。

乙4を最初に取るのは正解です。危険物取扱者の資格は甲種・乙種・丙種とありますが、乙4が最もニーズが高い。ガソリン、灯油、軽油など、日常的に使われる危険物を扱えるのが乙4だからです。

乙4を取得したら、次は実務経験を積みながら甲種を目指すのがおすすめ。甲種は全ての危険物を扱えるので、キャリアの幅が広がります。ただし、受験資格に「実務経験2年以上」などの条件があるので、すぐには受けられません。

組み合わせると強い資格は、以下の通り。

フォークリフト運転技能講習:倉庫や工場で働くなら必須級。取得も比較的簡単で、4日間の講習で取れます。

大型自動車免許:タンクローリーの運転手を目指すなら必要。給料も上がりやすい。

高圧ガス製造保安責任者:化学プラントや製造業で働くなら有利。難易度は高いけど、取れれば年収アップが期待できます。

消防設備士:ビルメンテナンス業界で働くなら相性がいい。乙4と合わせて持っていると、設備管理の仕事に就きやすい。

就職・転職での使い方としては、「乙4を持ってます」だけでアピールするのではなく、「乙4を活かして、こういう仕事がしたい」という具体的なビジョンを伝えることが大切です。

例えば、「将来的には危険物保安監督者として、安全管理の責任者になりたい」とか、「タンクローリーの運転手として、物流業界で長く働きたい」とか。

企業は、資格を持ってる人よりも、その資格を使って会社に貢献してくれる人を求めています。あなたがどう貢献できるかを明確に伝えられれば、未経験でも採用される可能性は高まります。

もう一つ、現実的なアドバイスとして「最初から高望みしない」ことも重要です。

初めての職場は、給料や待遇よりも「経験を積める環境かどうか」を優先してください。1年、2年と実務経験を積めば、転職の選択肢は広がります。最初は我慢の時期だと割り切ることも必要です。

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