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土地家屋調査士は未経験40代からでも稼げる?

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「今から土地家屋調査士って、正直どうなの?」って不安だよな

40代で未経験から土地家屋調査士を目指そうか悩んでるあなた。ネットで調べれば調べるほど、情報がバラバラで混乱してないか?

「食える資格」「将来性バツグン」「年収1000万も夢じゃない」——資格スクールのサイトには華やかな言葉が並んでる。でも、SNSを見ると「測量がキツい」「顧客開拓が地獄」「資格取っても仕事がない」なんて声もチラホラ。

正直、どっちが本当なんだよって話だよな。

俺は土地家屋調査士として10年やってきた。最初は補助者として入って、30代で資格を取得、今は小さいながらも事務所を構えてる。周りには40代、50代から始めた人もいる。成功してる人も、消えていった人も見てきた。

この記事では、資格スクールが言わない現実、でも可能性がゼロじゃないことも含めて、正直に書いていく。「稼げるか稼げないか」の二択じゃなくて、「どういう人なら稼げて、どういう人は厳しいのか」を知ってほしい。

先に結論を言っとくと、未経験40代からでも土地家屋調査士で食える人はいる。でも誰でもってわけじゃない。 それを判断する材料を、これから提供する。

業界のリアル:資格を取っただけじゃ1円も稼げない

俺の周りで見た「成功例」と「失敗例」

まず、40代から土地家屋調査士になった先輩Aさんの話。

彼は元営業マン。47歳で会社を早期退職して、1年間勉強して一発合格。資格取得後、知り合いの調査士事務所で2年ほど修行して独立。今は年収700万くらいで安定してる。

「すげえじゃん」って思うだろ?でも、彼には強みがあった。

  • 前職で培った営業力(土地家屋調査士は営業が命)
  • 地元で20年暮らしてる人脈(司法書士、不動産屋とのつながり)
  • 体力がある(現場仕事、真夏の測量は想像以上にキツい)
  • 家族の理解(独立当初は月収10万とかザラ)

一方、42歳で資格を取ったBさんは、1年で廃業した。

彼は元事務職。几帳面で勉強は得意、資格試験も2回目で合格。でも、独立後が悲惨だった。営業が苦手、測量の現場で夏バテ、顧客がつかめず貯金を食いつぶして終了。「資格があれば仕事が来る」と思ってた節があった。

この違いが、土地家屋調査士で稼げるかどうかの分かれ目。

現場で本当に求められるスキル

資格試験で問われるのは、法律知識と製図・計算能力。でも実務で必要なのは、それだけじゃない。

1. 営業力・コミュニケーション能力

土地家屋調査士の仕事は、依頼されて初めて成立する。待ってて仕事が来るなんて、大手事務所の勤務か、よっぽどの老舗じゃない限りありえない。

  • 司法書士、不動産屋、建築会社への営業
  • 既存顧客からの紹介をもらう関係構築
  • 依頼者(一般人)への分かりやすい説明

人と話すのが苦手、営業なんて絶対無理って人は、正直キツい。

2. 体力・現場対応力

測量は外仕事。真夏の炎天下、真冬の極寒、雨の日も現場に出る。40代、50代で体力が落ちてると、想像以上にしんどい。

俺の知り合いで、60代から始めた人もいるにはいる。でもその人は、元建設業で体が資本の仕事をずっとやってきた人。デスクワーク一筋だった人が、いきなり測量器具を担いで山に入るのは、かなり無理がある。

3. IT・CADスキル

今の時代、手書きの図面なんて通用しない。CADソフト、測量機器のデータ処理、オンライン申請。意外とデジタルスキルが要る。

「パソコンは苦手で…」って人は、そこでつまずく。40代でもITに強い人なら問題ないが、そうじゃない人は勉強が必要。

資格だけでは通用しない瞬間

実際にあった話。

資格取りたての新人が、境界確定の依頼を受けた。隣地所有者との立会いで、相手が「そんな境界は認めない」とゴネ始めた。法律上はこっちが正しい。でも、相手は感情的になってる。

こういう時、法律知識だけじゃどうにもならない。

  • 相手の感情を理解して、落とし所を探る交渉力
  • 場合によっては何度も足を運ぶ粘り強さ
  • トラブルになりそうなら、弁護士や司法書士と連携する判断力

資格試験には、こんな問題は出ない。でも実務では、これが日常。

よくある勘違い:資格=即高収入じゃない

「国家資格だから安泰」は幻想

土地家屋調査士は確かに業務独占資格。でも、独占してる業務の需要が、そもそもどれくらいあるかが問題。

正直に言う。土地家屋調査士の仕事は、今後減っていく可能性が高い。

  • 人口減少で新築の建物が減る
  • 土地の分筆・合筆の需要も右肩下がり
  • 相続登記の義務化で一時的に需要はあるが、それも数年の話

「食いっぱぐれない資格」と言われることもあるけど、それは30年前の話。今は、競争が激しくて、新規参入はかなり厳しい業界になってる。

スクール広告とのギャップ

資格スクールのサイトを見ると、こんな文言が踊ってる。

「平均年収600万!」「独立開業で年収1000万も可能!」

嘘じゃない。でも、全員がそうなれるわけじゃない

日本土地家屋調査士会連合会の調査(令和3年度)によると、土地家屋調査士の平均年収は約600万円。でもこれ、平均であって中央値じゃない。ベテランの高収入組が平均を引き上げてるだけで、実際は400万〜500万で苦労してる人も多い。

特に、独立開業してすぐの1〜3年は、年収300万以下なんてザラ。スクールは「独立すれば稼げる」って言うけど、その前の苦しい時期を乗り越えられるかどうかが勝負。

実務がキツい点(スクールは教えてくれない)

クレーム対応の精神的キツさ

境界確定は、隣人トラブルと隣り合わせ。「お前の測量が間違ってる」「境界杭の位置がおかしい」と怒鳴られることもある。法的に正しくても、感情的には納得してもらえない。

このストレス、メンタルが強くない人には相当キツい。

天候に左右される不安定さ

雨が続けば測量ができない。でも納期は待ってくれない。スケジュール調整が狂いまくって、徹夜で図面作成なんてこともある。

孤独な仕事

独立すると、基本的に一人。相談相手がいない孤独感、経営の不安、将来への焦り。これに耐えられるかどうか。

この資格が「稼げる人/稼げない人」

稼げる人の特徴

正直に言うと、こういう人は40代未経験でも稼げる可能性がある。

1. 営業・人脈づくりが得意な人

前職が営業、接客、不動産関係だった人は強い。仕事は自分で取ってくるもの。人と話すのが好き、人脈を広げるのが苦にならない人は、有利。

2. 地元で長く暮らしてる人

土地家屋調査士は地域密着型の仕事。地元の司法書士、不動産屋、建築会社と繋がりがあれば、仕事を紹介してもらえる。都会から田舎に移住して「さあ開業」は、かなりハードルが高い。

3. 体力と粘り強さがある人

測量は体力勝負。40代でもスポーツやってた、体を動かす仕事をしてた人は適応しやすい。あと、すぐに結果が出なくても諦めない粘り強さ。開業して3年は赤字覚悟、それでも続けられるメンタルが必要。

4. デジタルに強い人

CAD、測量機器のソフト、オンライン申請。これらをサクッと使いこなせる人は、効率が段違い。逆に、アナログ一筋だと、今の時代は厳しい。

稼げない(向いてない)人の特徴

逆に、こういう人は正直おすすめしない。

1. 「資格さえ取れば安泰」と思ってる人

資格は、あくまでスタートライン。資格取得後の営業、実務経験、顧客開拓が本番。そこを軽く見てる人は、開業後に絶望する。

2. 対人関係が苦手な人

「測量や製図は得意だけど、人と話すのは…」って人。残念ながら、土地家屋調査士の仕事の7割は対人コミュニケーション。技術だけでは食えない。

3. 体力に自信がない人

デスクワーク一筋で、外仕事の経験がない40代。真夏の測量、斜面での作業、重い機材の運搬。想像以上にキツい。無理して体を壊した人も見てきた。

4. 貯金がない、家族の理解がない人

独立開業すると、最初の1〜3年はほとんど稼げない。この期間を乗り切る貯金(最低でも300万、できれば500万以上)がないと、途中で資金ショートする。

あと、家族の理解も必須。「資格取ったのに稼げないじゃない」と家族から責められると、メンタルが持たない。

年齢・体力・コミュ力の現実

40代から始めるリスク

正直、20代30代と比べると、体力面で不利なのは事実。ただ、40代には40代の強みもある。

  • 人生経験(依頼者の気持ちを理解しやすい)
  • 貯金(開業資金を準備しやすい)
  • 人脈(前職でのつながりを活かせる)

体力でカバーできない分を、経験と知恵で補える人は、40代でも十分戦える。

50代以上は?

50代から土地家屋調査士を目指すのは、正直厳しい。体力的な問題もあるが、それ以上に「開業後の収益化までの時間」が問題。

資格取得に1〜2年、修行に2〜3年、開業して軌道に乗るまで3〜5年。トータル10年かかるとすると、50代で始めて60代でやっと安定。定年後の第二の人生としては、リスクが大きすぎる。

それなら、補助者として勤務する道の方が現実的。

現実的な収入ライン(夢も絶望もしないために)

1年目:年収200万〜300万(独立の場合)

開業1年目は、ほぼ赤字。仕事が来ない、来ても単価が低い。月収10万とか、ザラ。貯金を切り崩しながら耐える時期。

勤務調査士なら、月給20万〜25万くらい。ボーナスはあまり期待できない。年収300万前後。

3年目:年収400万〜500万(軌道に乗り始め)

営業が実を結び、リピート客がつき始める。司法書士や不動産屋からの紹介も増えてくる。まだ安定はしてないが、食えるようにはなる。

勤務調査士なら、月給25万〜30万。年収400万前後。

ベテラン(10年以上):年収600万〜800万(うまくいけば)

顧客が安定し、紹介で仕事が回るようになる。単価の高い案件(分筆、境界確定)を任されるようになれば、年収600万以上も見えてくる。

ただし、これは「うまくいった場合」。10年やっても年収400万台で苦しんでる人もいる。

地方と都市部の差

都市部

  • 案件数は多い
  • でも競合も多い(調査士事務所が密集)
  • 単価は高め(東京なら境界確定で30万〜50万)

地方

  • 案件数は少ない
  • 競合も少ない(地域に数人しかいないことも)
  • 単価は低め(地方なら境界確定で20万〜30万)
  • 人脈があれば、独占的に仕事を回してもらえることも

どっちが有利かは、一概に言えない。都市部で競争に勝てる営業力があるなら都市部。地方で人脈を活かせるなら地方。

副業・独立の可能性

副業は厳しい

土地家屋調査士は、基本的に副業向きじゃない。

  • 測量は平日日中(土日はできない場合が多い)
  • 依頼者との打ち合わせも平日
  • 急な立会いや現場対応がある

会社員をやりながら土地家屋調査士の仕事をこなすのは、物理的に難しい。

独立の現実

独立開業すると、自由度は上がる。でも、収入は不安定。最初の3年は貯金を切り崩す覚悟が必要。

開業資金も、最低で200万〜300万(測量機器、CADソフト、事務所設備)はかかる。

未経験40代から取るなら現実的なルート

受験資格・実務要件

土地家屋調査士は、受験資格の制限がない。学歴も年齢も関係なく、誰でも受験できる。これは大きなメリット。

ただし、試験に合格しただけでは開業できない。実務経験が必須(正確には、実務を学ぶ必要がある)。

実務経験を積む方法は2つ。

  1. 調査士事務所で補助者として働く(2〜3年推奨)
  2. 日本土地家屋調査士会連合会の研修を受ける

現実的には、補助者として働きながら実務を学ぶのがベスト。給料をもらいながら、現場を覚えられる。

勉強期間の目安

土地家屋調査士試験の合格率は、約9%。めちゃくちゃ難しい。

勉強時間の目安は、1,000時間〜1,500時間。1日2〜3時間勉強して、1年〜1年半。働きながらだと、2年〜3年かかる人も多い。

40代から始めるなら、最短でも3〜5年のスパンで考えた方がいい。

  • 1〜2年:試験勉強
  • 2〜3年:補助者として実務経験
  • その後:独立 or 勤務調査士として働く

働きながら取れるか

正直、働きながらでも取れる。でもかなりキツい

  • 平日:仕事後に2〜3時間勉強
  • 休日:5〜6時間勉強

これを1年以上続ける。家族との時間、趣味、全部犠牲にする覚悟が必要。

俺の知り合いは、40代で会社員をやりながら2年かけて合格した。でも、その間は家族サービスもほぼゼロ、友達との飲み会も全部断ってた。「人生で一番孤独だった」って言ってた。

それでも、「やる価値はあった」とも言ってる。

「それでも取るなら」後悔しない戦略

取る順番

土地家屋調査士を目指すなら、いきなり独学で突っ込むのはおすすめしない

まず、補助者として働きながら、実務を体験してみる。「この仕事、自分に向いてるか」を確かめてから、試験勉強に本腰を入れる。

順番はこう。

  1. 補助者として求人を探す(未経験でも雇ってくれる事務所はある)
  2. 働きながら実務を学ぶ
  3. 並行して試験勉強を始める
  4. 合格後、さらに実務経験を積む
  5. 独立 or 勤務を選択

この流れなら、「資格取ったけど実務が全然分からない」「思ってた仕事と違った」というミスマッチを防げる。

組み合わせると強い資格

土地家屋調査士だけだと、仕事の幅が限られる。他の資格と組み合わせると、強みになる。

測量士補

土地家屋調査士試験の午前の部が免除される。測量の基礎知識も身につく。まず測量士補を取ってから、土地家屋調査士を目指すのは王道ルート。

司法書士

土地家屋調査士と司法書士のダブルライセンスは、最強。不動産登記を一貫してできるから、顧客にとっても便利。ただし、司法書士も超難関資格。両方取るのは、相当な覚悟が必要。

宅建士

不動産業界との繋がりを強化できる。測量や境界確定の依頼は、不動産屋経由で来ることが多い。宅建士の資格を持ってると、不動産屋との信頼関係が築きやすい。

就職・転職での使い方

独立前提じゃなく、勤務調査士という選択肢もある

「土地家屋調査士=独立開業」ってイメージが強いけど、勤務調査士として働く道もある。

  • 安定した給料
  • 営業しなくても仕事がある
  • 独立のリスクを負わなくていい

年収は400万〜500万で頭打ちになるけど、安定を取るなら悪くない選択。

転職市場での評価

正直、土地家屋調査士の資格を持ってても、不動産業界や建設業界以外では、あまり評価されない。一般企業の転職市場では、「珍しい資格だね」で終わる。

逆に、不動産業界、測量会社、建設コンサルタントなら、評価される。そっち方面への転職を考えてるなら、武器になる。

まとめ:魔法の資格じゃない。でも、武器にはなる

ここまで読んで、「やっぱりやめとこうかな…」って思ったかもしれない。それも一つの正しい判断。

土地家屋調査士は、楽に稼げる資格じゃない

  • 資格取得に1〜2年
  • 実務経験に2〜3年
  • 開業して軌道に乗るまで3〜5年

トータル10年近くかかることもある。その間、収入は不安定。体力的にもキツい。営業も必須。

でも、それでも挑戦する価値はあると、俺は思ってる。

なぜなら、

  • 自分の技術で食える(会社に依存しない)
  • 地域に貢献できる(境界トラブルを解決する仕事)
  • 年齢関係なく続けられる(70代で現役の人もいる)

「魔法の資格」じゃない。でも、正しく使えば、人生の武器にはなる

40代未経験から土地家屋調査士を目指すなら、

  • 営業力・人脈がある
  • 体力に自信がある
  • 3〜5年は収入が不安定でも耐えられる貯金がある
  • 家族の理解がある

これらが揃ってるなら、チャレンジする価値はある。

逆に、一つでも欠けてるなら、慎重に考えた方がいい。

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